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「オシャレ」になるために心得ておくべき「派手なアイテム」の使い方

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はじめに

「脱オタ・脱ダサファッション」を考えるときに、避けては通れない難関はいろいろありますが、その中でもトップレベルに難しいテーマに、
ファッションアイテムの組み合わせ

があります。

「かっこいいアイテムを組み合わせたのになんかパッとしない」とか、

「適度にアクセントカラー混ぜろって言うけど、『適度』って何だよ!」とか、

たしかによくわからないことが多くあると思います。

そこで今回は、その「適度なバランス」について、「派手(or 目立つ)」と「地味(or 落ち着いている)」とのバランスに焦点を当てながら解説していきます。

最初にざっくりと、今回学ぶポイントを見ておきましょう。

  • (1) 地味にならないコーディネートを作るためには、派手要素はちょこっとで十分。
  • (2) 形はどんなアイテムでもだいたい同じ。考えることは「サイズ感」だけでOK
  • (3) 色は、地味色をベースに、ちょこっと派手色を入れると吉。いわゆる「アクセントカラー」。
  • (4) 柄は、アクセントカラーが入っているなら全部無地でOK。アクセントカラーがない場合にだけ、ベーシックな柄を入れれば大丈夫。

早速見ていきましょう!

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アイテムごとの「派手」と「地味」

1アイテムを構成する3つの要素

最初は一番基本的なところからいきましょう。

トップスにしろボトムスにしろ、あるいはシューズにしろ、どんなアイテムを取り出してきても、そのアイテムには大雑把に言って3つの要素があります。

です。これ以外の要素もあるかもしれませんが、とりあえずここでは放っておいて大丈夫です。

「形」というのは、トップスで言えば長袖・半袖とか、クルーネック(丸首)・Vネック・タートルネックとかのことです。

パンツで言えばフルレングス(長ズボン)・ハーフパンツ・七部丈とか、パンツの太さとか。

靴で言えば、ハイカット・ローカットとか、ラウンドトゥ(つま先が丸っこい)・スクエアトゥ(つま先が四角い)とか、あとはロングノーズ(つま先が長い・とんがってる)とか。

イメージしやすいように画像を見ておくと、こんな感じ。

※参考画像(筋トレTIPS

※参考画像(WEAR

同じ「白Tシャツ」ですが、形、つまり「シルエット」が大きく違うことで、受ける印象は大きく違ってきますよね。これが「形」という構成要素です。

次に「色」。これはわかりやすいので説明不要でしょう。赤とか白とか。

「柄」というのも、そう難しくはないはずです。ボーダーとかチェックとか。少し注意してほしいのは、「色」の場合に「透明」な服は(まあほぼ)無いですが、「柄」の場合には「無地」がれっきとした一つの柄である、という点です。まあでもこれもそう難しくはないですよね。

この「形」「色」「柄」という3つの要素が、今回の「派手 / 地味」を考えるための前提になっています。

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1アイテム3要素の「地味」と「派手」

これら「形」「色」「柄」という3つの要素には、それぞれに「派手」と「地味」があります。

一番わかりやすいのは「色」でしょう。

※参考画像(livedoor.blog

※参考画像(WEAR

どちらが目を引く色をしているか、言うまでもありませんよね。どちらも「柄」「形」という意味では違いのない「無地・半袖・ジャストサイズ」のTシャツです。

色だけでこれほどまでに「派手」にも「地味」にもなります。

「柄」もわかりやすい方ですね。

※参考画像(ANTON

※参考画像(ZOZO.jp

白と黒というモノトーンカラーしか使っていなくても、全体に柄が入るだけでこれだけ目を引くアイテム選びができます。たくさんの色を使った柄になれば、より「派手」な印象を与えるようになることは、言うまでもないですよね。

最後に「形」です。おそらくこれが一番難しい、というか細かい話になります。

上で見た、形だけが違う2枚のTシャツの画像をもう一度見ておきましょう。

「どちらが目を引かれるか」あるいは「どちらが派手か」を考えると、正直「どっちもどっち」という感じがしますよね。

特に近年、「ビッグシルエット」という言葉とともに、オーバーサイズな大きめなトップスが流行していることもあって、大きめのTシャツの画像みたいな格好をした人をよく見かけます。

この流行よりも前であれば、場合によっては「みっともない」などという印象を抱かせることもあったでしょうが、最近はジャストサイズのTシャツとほとんど違わないくらいに市民権を得ていると考えて良いでしょう。

こういった「流行と市民権」のような事情があるので、「形」あるいは「シルエット」に関しては、正直「派手・地味」を理解するのにも、一筋縄ではいかない難しさがあります。

筆者が思う基準を一つだけ上げておきます。例外もあると思いますし、絶対の基準ではありませんが…

スーツに近い「形」であればあるほど「地味」

スーツは基本的に「ジャストサイズ」で着るものですよね。シルエットも、ダボっとさせたり、逆にピチピチにしたりはしません。もちろんスーツにも流行がある(おそらく一番わかりやすいのは「ネクタイの幅」です)ので、シルエットや形に関しても多少の幅がありますが。

それでも、極端なシルエット(形)を取らない限り、そうそう「形」だけで派手に見えることはありません。

そのため、もちろん「流行」などをちゃんと取り入れれば「形」だけで目立つ服装を作ることもできますが、最初のうちは「形」のことはあまり気にしなくても良いです。

形で「派手さ」を演出することを考えるよりも、まずは基本的な「サイズ選び」を身につけることの方が、(特に初心者の方にとっては)急務と言えると思います。

注意 このページは、「初心者のためのサイズ選び」全3記事からなるシリーズの第1弾です。 ボトムス・トップス・アウターに関する具体的な...

派手なアイテムを解剖してみる

さて、ここまでの内容を踏まえると、「派手なアイテム」に関して、そのアイテムがなぜ「派手」なのかが、少しハッキリとわかるようになります。

「形」「色」「柄」という基本要素のうち、一つでも目を引く「派手さ」を備えていれば、そのアイテムは「派手」ということになるんです。

ここまでに見た画像、そうですね、例えばピンクのTシャツの画像を思い出してみてください。

上でも説明したように、このTシャツ、「柄」という点では無地ですし、「形」も特殊なシルエットではない。つまり、派手なのは「色」だけなんですよね。それでも、このTシャツを「派手だ!」と思わない人はいないでしょう。

つまり、このTシャツは、「色」という一つの要素だけで「派手」になっているわけです。

「アイテムの派手さ」が「形・色・柄のうちの、一つの要素の派手さ」だけで、十分に演出できることは、しっかりと覚えておいてください。

これは筆者の感覚ですが、これまであまりファッションに関心が強くなかった、いわゆる「初心者」の方の多くは、「派手なアイテム」に関して、このような理解が十分ではありません。

つまり、「形・色・柄のうち、どれか一つでも目立つのであれば、そのアイテムは派手」という明確な「派手さ」に関する理解が欠けているため、その「派手さ」のバランスがうまく取れず、ちぐはぐなアイテム選び・コーディネートを作ってしまうんです。

というわけでここからは、「派手・地味」について、もう少し「コーディネート」というポイントから見ていくことにしましょう。

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コーディネート全体の「派手」と「地味」

コーディネートを構成する3つの基本アイテム

「そもそもコーディネートとかって横文字使われても怖ェ…」という方もいるかもしれませんが、ビビる必要はありません。「コーディネート」といっても、要は「それぞれのアイテムで1セットの服装を作るときの組み合わせ」のことです。

この「1セット」にはもちろん靴下だったり下着だったりも含まれていますが、「トップス」「ボトムス」そして「シューズ」が基本的なアイテムでしょう。

これら3つの組み合わせ、という見方で「派手・地味」という今回のテーマを見ていくことにしましょう。

コーディネートに入れる派手なアイテムはいくつ?

コーディネートに、アクセントになるような「派手」なアイテムを入れて、全体として上手に目を引く服装を作ろうとするときに、ではどうやって派手なアイテムを組み合わせていけばいいんでしょうか。

トップス・ボトムス・シューズという3つのアイテムに、それぞれ「派手」と「地味」を割り振っていく、という仕方で考えていきます。

筆者がオススメするのは、ズバリ派手アイテム1個です。

全部に派手なアイテムを入れた場合に出来上がるのは、ピエロ

※参考画像(americancostume

目立ちたいという一心で組み上げたコーディネート。確かに目立ちはするかもしれませんが、普段着でこんな格好してる人が「オシャレだ!」と思われることはまずありません。

派手アイテムを2つ組み込むのも、難易度としては相当高いと言って良いと思います。特に派手アイテムが「トップス+ボトムス」という組み合わせならば、オシャレに見せるのはほぼ不可能だと思います。対して、「トップス+シューズ」であれば、同系色でまとめる(Tシャツとスニーカーが派手目な赤色、という感じ)など、少し気を遣いさえすれば悪目立ちせず、うまくまとめ上げることができるかもしれません。

そう考えると、やっぱり3アイテムのうち1個だけで十分な「派手」が作り出せることがわかっていただけると思います。

最後に:ほんのちょこっとだけの「派手さ」

派手アイテムは目立つアイテムです。

主演の俳優さんを目立たせるために名脇役が必要なように、派手なアイテムにちゃんと目立ってもらうためには、必ず地味で目立たないアイテムを組み込むべきです。

さらに、1アイテム内での派手・地味に関する話で見たように、「派手要素:地味要素=1:2」くらいのバランスで組み上げるのがアイテム選びでもおすすめ。

派手なアイテムは、トップス・ボトムス・シューズの基本3要素のうち、1つだけで十分です。それで十分に「派手なコーディネート」になります。

さらに言えば、これは「派手なコーディネート」の作り方です。そして何も、毎日「派手なコーディネート」で出かける必要はありませんよね。それこそ3日に1回くらいで十分でしょう。

そう思うと、3日に1回の「派手なコーディネート」、それを作るための3アイテム中1つの「派手なアイテム」、そしてその派手アイテムを構成する色柄形という3要素の中の1つの要素、そこにだけ「派手」はあればいいんです。

1/3 × 1/3 × 1/3 = 1 / 27

「派手」を作り出す要素が、ほんのちょっとだけ! というところが、今回どうしても覚えておいてほしいポイントでした。

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