こだわりポイント②:サイズ
ここ何年か、オーバーサイズのアイテムを着用するスタイルが流行していますが、それはあくまで「応用編」。まずは基本となる「ジャストサイズ」をしっかりと身につけましょう。
シャツのサイズは「肩」が命。
シャツのサイズ感は肩が命といっても過言ではありません。肩が合っていないと、全体のサイズ感が崩れてしまいます。まずは、肩の位置を合わせることに注意しましょう。
参考画像(u-note.me)
そこで参考にしたいのがこの画像。このサイズ感が一番のジャストサイズです。よく見て覚えておいてください。
参考画像(stretchpole-blog.com)
よりわかりやすいように解説をしましょう。どちらの肩でも良いので、肩あたりを手でグリグリと押してみてください。そして、肩の骨と腕の骨の間(肩関節)あたりで、 肩の骨が一番出っぱっている場所(=画像の青い骨の端っこ、丸印のところ) を見つけましょう。
この場所に、 シャツでいう「胴体と袖との繋ぎ目」(「袖ぐり」と言います)が来るように してください。
これまで大きめのサイズを着ることが多かった肩は、「ちょっと動きにくいな」と思われるかもしれません。ですが正式には、これが肩のジャストサイズ。小さいわけではないので、すぐに慣れます。
袖は「長さ」より「太さ」を気をつけよう。
袖に関しては、まずは「長さがきちんと合っているか」を気にされる方が多いと思います。確かに、袖が長すぎたり短すぎるのは避けたいところですが、実は 袖の長さは、腕まくりをするなどしていくらでも調整できます [4] 。
[4]ビジネスシャツの場合には、上着(ジャケット)の袖からシャツの袖が少し(1cm~くらい)出ているのが良いとされます。ビジネスシャツをお探しの方は、この長さにもこだわりたいところですね。
それよりも、気にすべきは袖の太さ。
袖が太すぎると、せっかくここまでこだわってきた白シャツが、オッサン臭くなってしまいます。 袖はできる限り細めでスッキリしていた方が、若々しい見た目になります 。逆に袖が細すぎると、脇が詰まってしまい腕が動かしにくくなるので、「動きにくくない程度に、できるだけ細い袖」と覚えておきましょう。
身丈(胴体の長さ)はベルトが隠れるくらい
シャツの身丈(=胴体の長さ)は、大まかに2パターンあります。
- ビジネスシャツ(スーツ用):身丈は長め。スーツのパンツに入れたときに出てこないようにするため。
- カジュアルシャツ(私服用):身丈は短め。パンツに入れることをあまり想定していないので、短くて良い。
スーツと合わせて着るようなビジネスシャツを探しておられるのなら長めを選んだ方が良いでしょうが、私服用の場合であれば、あまり長すぎるとちぐはぐです。ジーンズを履いたときに、お尻のポケットが全て隠れてしまうようであれば、「長すぎるかも」と思った方が良いでしょう。
理想的な長さは、「ベルトはちゃんと隠れるかな。」くらい。それより短いと、逆に下着が見えてしまうので、避けましょう。
その他
気を配って注意しておくべきことはこれくらい。他にも「身幅(胴体の太さ)」や「襟ぐり(首の太さ)」など、気をつけたいところも無いではないですが、 私服用のシャツではそこまで神経質にならなくても良いです 。
まずは肩、袖(の太さ)、身丈の三つにこだわって、しっかりとサイズを合わせられるようにしましょう。
お待たせしました。次のページではオススメの白シャツを見ていきましょう!