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150年以上の歴史を持つ老舗、フルーツオブザルーム
オススメを見る前に、ちらっとフルーツオブザルーム社について確認しておきましょう。
フルーツオブザルーム(FRUIT OF THE LOOM)社は1851年に、ナイト兄弟により設立された下着メーカー。本社はアメリカ・ケンタッキー州、ボーリンググリーンに今でもあります。
1990年代に一度は倒産したが、2002年にバークシャー・ハサウェイに買収され再生。今日でもアメリカを代表する、下着・プリント用Tシャツのトップブランドです。
「フルーツオブザルームのロゴを知らないアメリカ人はいない」と言われるほど。この記事を読んでくださっている方もいっしょに覚えておきましょう。
※参考画像(fruitoftheloomjapan.com)
ちなみに、社名のFruit of the loomとは、「機織り機の果実」という意味。ロゴのフルーツもこの社名に由来しています。
フルーツオブザルーム:Tシャツの特徴
フルーツオブザルームのTシャツは、オープンエンド糸[2] を使用した、アメリカンな風合いのTシャツが一番の売り。繊維と繊維の間に余裕があるおかげでボリュームを出しやすく、少しゴワついた肌触りが特徴的です。「肌触りがゴワついている」と言うとあまり印象が良くないかもしれませんが、その分べたつきにくく、ドライタッチな素材です。
※参考画像(bmc-tokyo.com)
[2]オープンエンド糸とは、空気の流れで繊維を撚る紡績技術を使って作られた糸。別名「空気紡績糸」。
日本では「リング糸」あるいは「コーマ糸」というしなやかな肌触りの糸が好まれますが、アメリカではラフな肌触り・風合いのオープンエンド糸が好まれます。その点では日本製のTシャツに比べると 「ゴワゴワ感はあるものの、ドライタッチでべたつきにくい」 と覚えておくと良いと思います。
また、アメリカ規格ならではのダブルステッチ縫製。二重の糸で縫ってある分、クタクタになりにくいのが特徴です。
特筆すべきは首元 。前ページの写真でも見てもらいましたが、 筆者は夏には一枚で、それ以外には重ね着をするときのインナーとして、年中フルーツオブザルームのTシャツを着用していますが、4年以上着て、洗濯を繰り返しても、首もとがたるんできません。非常にタフです。
また、筆者の印象としては、 新品のときよりも、何度も着て洗濯を繰り返すことで、クタクタにはならないものの、繊維が柔らかくなって身体に馴染むようになり、それに伴って(上で説明した)ドライな質感が楽しめます 。
フルーツオブザルームのオススメパックT
クルーネックTシャツ
こちらはクルーネック、つまり丸首のTシャツです。
白Tの3枚セット。下着にも私服利用にも。同じ白T3枚でも、意外なまでに便利に使えますよ。
ポケットTシャツ
こちらは左胸にポケットがついたクルーネックTシャツ。
VネックTシャツ
こちらはVネック。 重ね着をしたときに首元が見えにくい ので、下着として着用する時にも便利です。筆者が長年着ているのはこのモデルです。
こちらは白Tシャツが3枚入ったセット。下着メインの利用になる方も注目です。
その他
ポケットのついた白Tが一枚と、黒のボーダーが一枚。どちらもヘビロテ確実ですね。
長袖もあります。流石に半袖の方が汎用性は高いですが、こちらも利用できる幅は広そうですね。
最後はタンクトップ。こちらは完全に下着として利用される方がメインでしょう。私服用の下着にいかがでしょうか。