シェアする

Fujifilm X-S10の開封レビュー【合わせて買ったものも】

スポンサーリンク

Fujifilmのミラーレスカメラ、X-S10を購入したのでレビュー。

ボディのみの購入だったため合わせて購入した単焦点レンズ Viltrox 33mm/F1.4や、細々としたアクセサリも合わせて紹介します。

FUJIFILM X-S10 (ボディ) を購入しました。

購入に至るまで

買っちった…

というわけで、FUJIFILM X-S10 を購入しました。

発売されたのが2020年11月19日なので、まだ中古品がほとんど出回っておらず、新品での購入です。

以前 【2020年春~夏】コロナの影響が大きいかも。今欲しいモノ【大学生のオンライン授業にも。】 の記事でも書いていました通り、以前からFUJIFILMのミラーレスカメラを狙っていました。この記事では X-T30 というモデルが欲しい、と書いていましたね。

それから貯金を貯め続けて…

購入を本気で検討できるようになったのは、記事を書いてから一年近く経った2021年2月~3月のことでした。

それまでに新しいモデルがいくつも発表・発売されて、候補が修正された、ということですね。

迷ったX-E4はちょっと持ちづらかった

dc.watch.impress.co.jp

貯金がやっとたまってきて、購入を本気で検討できるようになってきてから、改めてどのカメラにするか迷ったわけですが、一番迷ったのはこのモデル。X-E4 です。

2021年2月に発売された最新モデルで、小型軽量。携帯性に優れるスナップシューター。

X-S10 と比べると少し安価で、手振れ補正など多少スペック的に劣るところはありますが、あくまで「趣味」で使うつもりのカメラだったので、正直「見た目」と「どちらが使いやすそうか」だけで選びました。

両機種をヨドバシカメラで触ってみる機会があり、手にしっくりきたのが X-S10 だった、ということで、そちらを購入することにしました。

購入したのはボディのみ

X-S10 の購入は、4つのパターンがあります。

  • ボディのみ
  • レンズキット XC15-45mm/f3.5-5.6 OIS PZ
  • レンズキット XF18-55mm/f2.8-4 R LM OIS
  • ダブルズームレンズキット XC15-45mm/f3.5-5.6 OIS PZ & XC50-230mm/f4.5-6.7 OIS II

XF18-55mm/f2.8-4 のレンズキットは、けっこう値段が高くなりますね。2021年3月時点で、16万円ほど (価格.com 調べ)。

XC15-45mmのレンズキットやダブルズームレンズキットはもう少し抑えめの値段です。12.5万円~14万円くらい。

とはいえ、今回購入したのはボディのみ。

それは、ズームレンズよりも単焦点レンズが使ってみたかったからです。あとで紹介しますが、今回合わせて Viltrox 33mm/f1.4 というレンズを購入しています。

15-45mm、18-55mm ともに標準ズームですが、これを手に入れてしまうとそればっかり使うようになってしまうんですよね。せっかくのレンズ交換式カメラなのに。

これまで使っていたCanonの60Dというカメラでも、結局最初にレンズキットで買った18-55mmばっかり使ってしまっていたので、今回は(素人ながら)ストイックに単焦点レンズを使ってみようと思っています。

頑張って良い写真撮るぞ!という意気込みも兼ねたボディ単体購入、ということですね。

X-S10購入レビュー

というわけで購入レビューです。上の黒い箱が本体ですね(下の白い箱は後述するレンズ)。レンズキットを購入すると、もう少し大きな箱になるはずです。

同梱品はこんな感じ。

  • 本体
  • ボディキャップ
  • 取扱説明書
  • 保証書
  • ショルダーストラップ
  • ヘッドホン用アダプタ
  • USBケーブル(Type-C to Type-A)
  • リチウムイオンバッテリー (NP-W126S)

以前Canonの60Dを購入した時にはバッテリーの充電器が付いてきていましたが、最近はUSBケーブルを本体に直接つないで充電することができるので、充電器は同梱されないんですね。ちょっとびっくり。

iPad Pro (2018) を充電するのと同じケーブルで充電できるので、旅行などでも荷物を減らせそうで何よりです。コンピューターとの接続も簡単ですね。

X-S10の特徴は上からの一枚に凝縮されている

いっしょに届いたので、嬉しくなってレンズを付けてしまっていますが…苦笑

X-S10の特徴は、この画像に凝縮されていると言っても良いと思います。

まず、しっかり出っぱったグリップが特徴的です。

X-T4、X-T30、そしてもちろんX-E4にも、こんなにしっかりしたグリップは搭載されていません。

上で X-E4 と迷った、と書きましたが、このグリップが最大の理由ですね。しっかり握り込むことができて、安定感抜群です。

また、天面に配されたダイヤルも特徴的ですね。

これまでのFUJIFILMのボディは、天面のダイヤルがシャッタースピードや露出調整のためのダイヤルでした。

それがCanonやNikonなどと同じく、モードダイヤルを中心としたダイヤルになっています。カスタムモードはC1~C4まで、4つ登録可能。他社からの乗り換え(私も例に漏れずCanonからの乗り換えですが)の人に優しいですね。古参のFUJIFILMファンは阿鼻叫喚かもしれませんが。

なにより、かっこいい。

液晶画面は、バリアングルモニター。自撮りだったり、際どい体勢での撮影もしやすくなっています。

画像だとちょっと見えづらいかもしれませんが、さまざまな設定に使う右手部分は、十字キーではなく方向スティックでグリグリするタイプ。シンプルではありますが、十字キーで慣れている方は、このスティックに慣れるのに時間がかかるかもしれません。

ちなみに本体は500g を切る 465g (レンズ除)。

Canonの60Dは一眼レフで600g オーバーだったので、「やっぱりミラーレスはコンパクトで軽いな〜」と思いました。

より高いクラスのX-T4はSDカードスロットが2つあるそうですが、X-S10はスロット一つ。まあそれも60D時代と変わらないのであんまり気にしてません。

ともあれ、角ばった真っ黒のボディに、必要十分に配置された操作系。手に持った感触まで含めて、所有欲をくすぐるカメラです。「かっこいい」とか「カッコいい」よりも「格好良い」と漢字で書きたくなるカメラですね。

最新モデルを毎年のように買い替える、というガジェッターの方達を腐すわけではありませんが、これから長い付き合いになっていけたら、と思っているので、まずはデザイン面で満足の行く買い物ができて嬉しいです。

コンパクトにもなったことですし、やっぱりカメラは使ってナンボ、撮ってナンボの「道具」。

今のところ動画を撮る予定はありませんが、これからどんどん持ち出して、どんどん写真を撮ろうと思います。

いっしょに買ったものたち

Viltrox AF 33mm f1.4 (単焦点レンズ)

ここからは、X-S10を購入するのに合わせて買った、レンズやアクセサリを紹介していきます。

基本的なものばかりなので、初心者の方は特に、ぜひ参考にしてみてください。

まずはレンズ。既に画像でも登場してしまっていますが、33mmの単焦点レンズ、Viltrox AF 33mm f1.4。Amazonでの購入で、価格は ¥29,999 (2021年3月)。

FUJIFILMのXマウントに合うレンズって意外に少なくて、大部分がFUJIFILM自身から発売されているレンズです。

ひょんなことからちょっと良い50mmの単焦点レンズを人から頂いて、(Xマウントのレンズではないのですが)そのうちマウントアダプタを買って使用してみようと思っています。

X-S10はAPS-Cというセンサーサイズ規格のカメラなので、焦点距離 × 1.5倍 くらいが実際の画角となります。

今回の 33mm だと、1.5倍で 49.5mm。だいたい50mmくらいといったところですね。50mm表記のレンズだと、1.5倍で75mm相当、という感じ。

50mm相当という画角は、いわゆる肉眼で見るのにも近い感覚、とされているので、今回初めてX-S10につけるレンズにはそのあたりを選びたい、と思っていました。

候補としては、

  • FUJIFILM フジノンレンズ XF35mm/f1.4 R
  • FUJIFILM フジノンレンズ XF35mm/f2 R WR
  • TOKINA atx-m 33mm/f1.4 X
  • Viltrox AF 33mm/f1.4

の4本くらいでした。

FUJIFILMのボディ自体が初めてなので、最初は上の二つどちらかにしようかと思っていましたが、

このような動画を見たり、いろいろリサーチしてみた結果、「とりあえず使いこなせるまでは値段抑えめのレンズにしよう」と思って、Viltroxを選びました。

中古市場などをガッツリ探してみたりすれば、もっとお値打ちに別のレンズを買えたのかもしれませんが、Amazonで注文して、届いたブツを見て「まーいっか!」と満足しました。


箱と同梱品はシンプルにこんな感じ。ケースというか、ロゴ入りのきんちゃく袋が(まあまあちゃっちいけど)可愛いですね。

あと、レンズフードがセットなのも嬉しいポイント。プラスチックではなく、金属製です。

お値打ちな中国製レンズながら、部屋の中でオートフォーカスを動かしてみると、けっこうしっかり追っかけてくれる印象。しかも静かです。このあたりはまだ実際にいろいろ撮ってみないとわかりませんが。

X-S10に装着してみたところ。うーん、渋い。金属製なので安っぽさとは無縁です。なんかカメラを見てるだけで、良い写真が取れそうな気がしてくる。

何より、開放でf1.4という明るさが良いですよね。フジノンレンズだと値段帯的にf2の方のレンズがライバルになるでしょうが、それよりさらに明るいので、ボケ具合なども楽しみです。

素人の趣味ではありますが、また作例なども載せられたら良いな、と思っています。

KENKO MC PROTECTER NEO (レンズ保護フィルター)

続いては、レンズの保護フィルター。どちらかというとカメラアクセサリというより、レンズアクセサリですね。1000円ちょっとくらい。

これはレンズに傷がつかないように、前面につけておくもの。偏光フィルターとかもありますが、これは単なる保護フィルターで、写りが変わったりすることはありません。

なにも付けていないレンズがこんな感じ。ネジ式になっていて、クルクルと取り付けると

こんな感じ。まあ、存在レベルで忘れてしまいがちではあります。素人感丸出しですけど。

もちろん、カバーキャップもつきます。レンズによってはフードと干渉して付けにくくなったりするものもあるようですが、Viltrox AF 33mm/f1.4 と Kenko MC Protecter Neo (52mm径) では干渉せずちゃんとフードも付けられました。

Manfrotto PIXI ミニ三脚 ブラック MTPIXI-B

三脚を持っていなかったので、小さいものですが、三脚も購入しました。だいたい2500円くらい。

マンフロットのミニ三脚。デスクの上でも使えるくらいの、かわいい三脚です。

サイズ比較として、横にマグカップを置いてみました。ね、小さいでしょ。

操作としては、赤い部分がボタンになっていて、グイッと(けっこう硬かった)押し込むと銀色のボールがグネグネと動いてくれる(最初は動きにくかったけど)、という感じ。シンプルですね。

90度傾く溝などは付いていないので、縦位置には対応していません。まあ、お値段相応といったところですね。

夜間の撮影をはじめとして、ガッツリとした三脚もそのうち手に入れたいな、とは思っていますが、装備がデカくなりがちなので、当面はこれで過ごそうと思っています。折り畳み傘か、それよりちょっと小さいくらいのサイズ感なので、バッグに入れても気になりません。重さも200gくらい。

X-S10を装着するとこんな感じ。長さ・重さのある望遠レンズとかになるとバランスが良くないかもしれませんが、上でも書いたViltrox 33mmではちゃんと安定していました。

Sandisk Extreme SDカード 64GB

こちらは言わずと知れた、SDカードですね。64GBで、¥2,000~2,500といったところでしょうか。

動画を撮るのであればおそらくもっと大容量なものが必要になるんだと思いますが、写真メインで、しかもRAWではなくJPEGでの撮影が中心であれば、64GBで十分すぎるくらい。以前のCanon 60D では32GBを使っていましたしね。

FUJIFILMを選んだ大きな理由の一つが「フィルムシミュレーション」だったので、おそらくほとんどの写真がJPEGでの撮影ということになると思います。撮って出し、最高!笑

新しいカメラで、見慣れた風景を新しく。

というわけで、FUJIFILM X-S10 の購入報告と、合わせて買ったものの紹介をしてきました。

これからどんどん持ち出して、どんどん写真を撮りたい。傷だらけになるまで、使い倒したい。そう思わせてくれる、クラシカルで硬派なデザイン。

そしてそれを思わせず、乗り換えユーザーにも優しい操作性。

あー、写真取りにどっか行きたい!!