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はじめに:国産のジーンズ
ゴールドラッシュ時代に北米の鉱山で、作業着として誕生したジーンズですが、実は現在、日本製のジーンズが熱い注目を浴びていること、ご存知でしたか?
詳しい歴史などは省きますが、岡山県や広島県が、ジーンズあるいはデニム生地の主要な生産地となっています。
今回はその岡山県倉敷市、児島地区という場所にあるJapan Blue Jeansを紹介したいと思います。
筆者も2年前に購入し、ここ2年、週2〜3回ペースで履き続けています。
早速見ていきましょう!
一流品をお値打ちに。Japan Blue Jeans
Japan Blue Jeansとは
Japan Blue Jeansは、岡山県倉敷市児島地区という場所に本社・本店があるジーンズブランドです。
この「児島」という地域は、「国産ジーンズ発祥の地」(児島地域にある、現在BIG JOHNとなったメーカーの前身「マルオ被服」がジーンズ国産第一号と言われています)として現在、「児島ジーンズストリート」という聖地化(?) 運動の真っ最中です。
↑ジーンズの形の看板です。以前旅行で訪ねた時の写真。
※参考画像(エアトリ)
※公式サイトもありました→児島ジーンズストリート公式サイト
このように「ジーンズの聖地」となっている児島地域には、この「ジーンズストリート」を中心にたくさんのメーカー・ブランド(および工場)があります。
ジーンズ好きの方なら、上で少し述べたBIG JOHNや桃太郎ジーンズといったブランドはご存知かもしれません。
筆者のお気に入りJapan Blue Jeansはこの、桃太郎ジーンズの兄弟ブランド(Japanblue.co.という企業の元に展開されています)。
桃太郎ジーンズが「ザ・ジーンズ!」という、ある意味で「漢気」にあふれるカジュアルブランドなのに対して、Japan Blue Jeansはもう少しキレイめなコーディネートにも合うジーンズを販売しています。
筆者が注目するJapan Blue Jeansのこだわり①:シルエット
キレイめにも合わせられるジーンズの秘訣は、ズバリ「シルエット」。
世界に羽ばたく国産ジーンズブランドなので、もちろん素材や紡績、染色や縫製にもこだわっています(本当のことを言うと、ここについても「ジンバブエコットン」とか「旧式力織機」とかいろいろ話したいのですが…)。ですが一番のこだわりはシルエットの豊富さ。
※参考画像(japanbluejeans.com)
7つものシルエットを抱えているジーンズメーカーは、そうは多くないでしょう。さらに、このリストの中でも、一般に「テーパード」と呼ばれる、足首に向かって裾を絞っていくシルエットが4つ(ハイテーパード・プレップ・テーパード・バゲット)。テーパードシルエットに並々ならぬ情熱を感じます。
この「テーパード」シルエットは、足が細く、しかも長く見える効果があるため、スッキリ・キレイめな印象を演出しやすいという特徴があります。
※参考画像(NAVERまとめ)
「オシャレボトムスの代名詞」とまで言われることのある、この「テーパード」シルエット。ジーンズに限らず、いろいろなボトムスに応用可能です(ぜひ覚えておいてください!)。
筆者が注目するJapan Blue Jeansのこだわり②:価格
さらに、Japan Blue Jeansの嬉しいポイントは、その価格にもあります。
高品質な国産デニムが並ぶ「岡山ジーンズ」あるいは「児島ジーンズ」はその高品質さ・こだわりゆえに、どうしても価格が張るものが多いのも確かです。(海外ブランド、例えばイタリアのディーゼル(DIESEL)など、もっと高いジーンズもあったりしますが)
児島ジーンズストリート公式サイトの店舗一覧からアクセスできるそれぞれのブランド・ショップのオンラインストアなどを見ても、2万円を切ってくるジーンズはほとんどありません(2018年6月調べ)。
しかしこのJapan Blue Jeans、逆に2万円を超えるジーンズがほとんどない。兄弟ブランドの桃太郎ジーンズのジーンズに比べても、お値打ちに手を入れることができます。
流石にユニクロや無印良品といったプチプラファッションブランドに比べると高価ですが、一流の国産ジーンズです。
一生履き続けられると言うと大げさですが、少なくとも筆者は丸2年、季節にかかわらず週2〜3回ペースで履き続けていますが、経年変化で色落ちこそすれ(しかもこの色落ちによって唯一無二の「自分のジーンズ」に育っていくのですが)、型崩れすることもなく、何なら「まだまだ履き続けねば!」と思わせる耐久性すら感じさせます。
※画像は筆者の私物です。
これまでに2万円を少し超えるジーンズ(A. P. C. やDIESEL、Levi’s vintageなど)を何本か履いてきた筆者ですが、Japan Blue Jeansが劣ると思うようなポイントは全くありません。
結構惚れ込んでしまったので、今履いているジーンズが色落ちしたら、もう一本Japan Blue Jeansをリピートしたいな、と思っているほどです。
「必要性」という意味で言えば、ジーンズはそう多く数が必要なアイテムではありませんが、お値打ちなだけに2本、3本と欲しくなるジーンズブランドです。
シルエット別オススメジーンズ7選
お待たせしました。それではJapan Blue Jeansのおすすめジーンズを紹介していきます。
「キレイめ」というテーマに沿って、細身のコーディネートを作りやすいシルエットに限定し、オススメ商品を紹介していきたいと思います。
上でもあげましたが、Japan Blue Jeansのシルエット一覧をもう一度確認しておきましょう。
※参考画像(japanbluejeans.com)
太め(といってもドカンみたいになるわけではないですが)のシルエットができあがる「スタンダード」シルエットは今回は省略。「キレイめ」シルエットが作りやすい他6つのシルエットから、オススメを紹介します。
ハイテーパード
太ももがゆったりめ、足首に向かって一気に絞った、ハイテーパードモデル。高校時代などにスポーツをしていたりして、お尻や太ももまわりが大きめな体型の方にほどよくフィットしつつ、足首周りの細さがシャープさ・スッキリ感を演出してくれる一本です。
プレップ
ハイテーパードと比べると太ももが細めですが、それでもある程度のゆったり感は保ったプレップモデル。丈が少し短めに切ってあるのが特徴です。ハイテーパードほどの「ギュッ!」と絞った感じがないので、安心するフィット感も嬉しい。
テーパード
上二つに比べると股上が少し浅め(といっても普通くらい)。裾に向かって程よく絞っている、最もベーシックなテーパードモデル。Japan Blue Jeansの中でも一番人気のシルエットです。最初の一本はこれに決まり…?
タイトストレート
股上が浅め、裾に向かってほとんど絞っていない、細身のストレートモデル。まっすぐにすとーん!と伸びていくので、絞っていなくても足長効果が期待できる嬉しいモデルです。筆者のスタメンジーンズはこのシルエットのモデル。
スキニー
股上が浅く一番細い、スキニー。お尻・太ももはかなりタイトな作りになっているので、パツパツになりそうと不安な方は避けたほうが(あるいは試着を前提としたほうが)良いかもしれません。一番細いだけあって、まさに「スッキリ細め」なシルエットを作ってくれます。
同じスキニーシルエットのブラックモデル。少しダメージ感があるモデルですね。
バゲット
太ももやお尻部分はスキニーほど細くありませんが、膝から下にしっかりとテーパードをかけることで、スキニーとは違った「細くなっていく」シルエットを演出。上の「テーパード」系シルエット(ハイテーパード・プレップ・テーパード)と比較すると太もも・お尻が細いので、さしずめ「スリムテーパード」といったイメージでしょうか。
最後に:お気に入りの一本を見つけよう!
いかがでしたか?
「最初の一本は万人受けする『テーパード』」という選択も良いですし、「オレは細身を目指すぜ!『スキニー』で!」という選択も良いでしょう。
クオリティに関しては筆者も自信を持ってオススメできるジーンズです。
ユニクロ・無印からのレベルアップに、こだわりの一本に、5年・10年付き合っていく相棒探しに。様々な目的に応えてくれる、優秀なジーンズですよ!
※サイズ選びに関しては、以下の記事を参考にしてください。