はじめに
※注意!:この記事は雑記として、ファッションの話、オシャレの話はしません!
先日、映画『ピーターラビット』(吹き替え版)を見てきました。今回はその感想です。
※参考画像(映画『ピーターラビット』公式サイト)
※ネタバレあり、また、個人の感想・印象です。個人的にはとても楽しめた映画だったので、あまり批判的なことを書くつもりはありませんが、気になる方はブラウザバック or 他の記事をお楽しみいただけると幸いです。
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原作『ピーターラビット』
※参考画像(Wikipedia)
世界一有名なうさぎキャラを、ミッフィーちゃんと争うレベルと言って良いでしょう、まごうことなき超一流うさぎ、ピーターラビット。
絵本としての累計発行部数は、ピーターラビットが2億5000万部、ミッフィーが4500万部と、大差をつけているようです(wikipediaによる。ピーターラビット, ナインチェ・プラウス)
※参考画像(ミッフィーカフェかまいし)
ピーターラビットの初版本は1902年『ピーターラビットのおはなし(The Tale of Peter Rabbit)』に遡ります。原作者はベアトリクス・ポッター(Beatrix Potter)。
筆者は2歳上に姉がいたこともあって、小さい頃に読んだ覚えがあります。手のひらサイズの小さな絵本だった気がします。筆者の記憶では『ジェレミーフィッシャーどんのおはなし』というのがお気に入りで、姉の部屋から奪って来ていた覚えが。
※参考画像(EhonNavi)
筆者は正直、絵本の内容をあまり覚えていませんが、ほんわかした可愛い印象が残っています。
絵本の内容を覚えている方や、今実際手持ちで絵本を持っているという方は、映画の前にどんな内容だったのかを確かめてみると良いと思います。
映画の内容に驚かれるでしょうか。それとも「あ〜、まあそうだよね」と思われるでしょうか。
映画『ピーターラビット』
映画情報・公式のあらすじ
製作はSONY Pictures Animation。上映は95分でした。
日本での公開日が2018年5月18日。筆者は京都に住んでいるので京都駅裏のT・ジョイ京都(イオンモールKYOTO Sakura内)で見ましたが、公開から1ヶ月近く経っていたこともあって、日曜日の19:40~という日程でしたが、人は少なめでした。
公式のあらすじは以下のようになっています。
ピーターは世界で一番幸せなウサギ。たくさんの仲間に囲まれ、画家のビアという心優しい大親友もいる。亡き両親のことを想うと寂しいけれど、ビアの存在がすべてを吹き飛ばしてくれる。ところがある日、大都会ロンドンから潔癖症で動物嫌いのマグレガーが隣に引っ越してきたことで、ピーターの生活は一変!今までの幸せを守りたいピーターと、あの手この手で動物たちを追い払おうとするマグレガーとの争いはエスカレート。さらにビアへの“恋心”も絡まって思わぬ大事件に発展!ピーターはあるミッションを秘めて、初めてのロンドンへ向かうのだが——。
※参考画像(映画『ピーターラビット』公式サイト)
画像の女性があらすじに登場する「画家のビア」。キャストはローズ・バーン。筆者が見た吹き替え版では、声の出演が渋谷はるか。
反対側の男性は「潔癖症で動物嫌いのマクレガー」。原作の絵本にも登場する「マクレガーおじさん」の甥っ子のそのまた子供、という位置付けです。キャストはドーナル・グリーソン。『スター・ウォーズ』シリーズにも出演しているので、ご存知の方が多いかもしれません。吹き替え版の出演は浅沼晋太郎。
主役のピーターラビットや、その家族(カトンテール・モブシー・フロプシーたち)、それにピーターの相棒とも言えるでしょうベンジャミンは、基本的にはすべて3DCG。
筆者は吹き替え版を見たのですが、字幕版のものも含めてCVを挙げておきますね。
- ピーターラビット:ジェームズ・コーデン, 千葉雄大
- ベンジャミン:コリン・ムーディー, 吉田ウーロン太
- フロプシー:マーゴット・ロビー, 清水理沙
- モブシー:エリザベス・デビッキ, 木下紗華
- カトンテール:デイジー・リドリー, 下田レイ
もちろんその他にもたくさんのキャストが登場するのですが、今回は省略させていただきます。
詳しくは公式サイトをご覧ください。
公式サイトはこちら→映画『ピーターラビット』公式サイト
映画の感想(ネタバレ注意!)
見終わって、というかエンドロールが流れ始めて、筆者はまず大きく息をはき出しました。「ハーッ!」って。
ため息ではないですよ。「面白かった〜!」となる映画でした。
映画館なので、大きな声を出すことは(なんとか)我慢したのですが、正直いつ笑い声が漏れてしまうか不安で仕方がなかったレベルです。
95分の上映時間の中で、(お客さんはそう多くはありませんでしたが)客席全体が笑いの雰囲気に包まれた時間が、30分以上あったような気がします。
正直、ずっと笑っていたくらいの印象です。
筆者としては、ストーリーがそこまで面白い(「笑える」という意味でも「感動する」という意味でも)というわけではありませんでした。
ですがそれ以上に、コミカルな要素というか、演出が「笑える」作品だったと思います。
いろいろな感想サイトで「思っていたよりピーターラビットが可愛くない!」とか「ヤクザみたい!」とかっていう感想・印象を目にしますが、
一方で「確かにその通りだなあ」と思います。
友人といっしょに見に行ったのですが、終わった後に帰り道で、
「ピーターラビット、うざかったな〜!」
という話で笑いながら盛り上がるくらいには、「ただ可愛いキャラ」ではなかったと思います。
※参考画像(THE MAINSTREAM)
3DCGはとっても繊細で、うさぎの毛のふわふわ感はとてもよく表現されていたと思いますが、キャラの表情はなかなかの「ワル」というか、言ってしまえば「ムカつく」表情でした(笑)
マクレガーおじさんを相手にしているときも、その甥っ子のそのまた子供のトーマス・マクレガーを相手にしているときも、彼の畑を荒らすピーターラビットは、最高にいきいきしていました。
まさに害獣!
という感じが、筆者にとっては最高でした。
「子供向けには見せられない!」という感想もちょくちょく見られますが、筆者はあまりそうは思いませんでした。
確かに、ペットとしてのうさぎとは全然違うイメージだと思います。「可愛い〜可愛い〜!」という印象よりも、さっき書いたように「ムカつく!」という印象を受けましたし。
ただ、筆者としては「子供だからといって可愛いもの、愛らしいものばかり見せれば良いわけではない」と思っています。
マクレガーおじさんが心臓発作で亡くなった際に、それを喜ぶピーターラビットたちうさぎ、という描写が出てきます。単純に見れば、「人の死を喜ぶ描写」ということにもなるので、批判も集まるだろうと思います。ですが、そのマクレガーおじさん自身も、ピーターたちうさぎを捕まえて、殺して「うさぎのパイ」を作ろうとしている、れっきとした「捕食者」。人間から見れば「人間 vs 害獣」という対立図式ですが、うさぎから見ると「うさぎ vs 天敵」ですよね。自然の、まさに自然なあり方を隠して、人間の生死だけに執着するのはちょっとどうかな…と思うところも大きいです。筆者にとっては。
その意味で、「ただ可愛いピーターラビット」「愛玩動物としてのピーターラビット」を求める方には、正直言ってまったく向いていない映画になっていると思います。
筆者は古典的名作でもある『ホーム・アローン』を思い出しました。あれくらいひどい仕打ちを敵に対して向けています。ピーターラビット(笑)
個人的には、映画での「害獣」あるいは「ワルモノ」としてのピーターラビットの描き方を見て、もう一度絵本を読み直してみたいな、と思いました。
それくらいには、今までのイメージと大きく違う!ということは繰り返し強調しておきます。
野生動物のワイルドさが、とっても感じられる作品だったと思います。
「子供に向けて」という意味で言えば、ピーターラビットたちうさぎ以外にも様々な動物が登場しますが、肉食動物が他の動物を捕食する「血なまぐさい」シーンが無かったので、流血シーン的なショックはほとんど無いと思います。
再三強調しますが、ピーターラビットは悪いですよ!
最後に
今回は、完全な雑記として、映画『ピーターラビット』の感想を綴ってきました。
正直、映画館で見るよりも、家でDVDとかを見る方が、遠慮せず笑い声を上げられて良いのではないかと思います。
あと、一人で見るよりも、複数人で見る方が良いと思います。実際筆者も、上に書いたように、観おわった後に友人と大変盛り上がりました。
ラブストーリー要素はちょびっとしかありませんし、けっこう「害獣」としての、暴力的とも感じるシーンが多いので、最初のデート向きの映画とは言えなさそうです。
デートで見に行くなら、ある程度以上に気心が知れた相手(そして、こういったバイオレント・コメディをいっしょに楽しめるという確信がある相手)と行くことをオススメします。
逆に、動物の「可愛い」面にしか興味を持たなさそうな方(相手)には、あまり向かないでしょう。
あなたが隣でブラック・コメディに笑っている姿を見て、ゲンメツされる場合すらありえます。ちょっと怖いですね。
ストレートに「デートでオススメ!」と紹介できないのは本ブログとしては少し残念ではありますが、筆者と友人は大変楽しめました。
次回の雑記が何の内容になるかはわかりませんが、デートにオススメなスポット・映画などがあれば、今後も積極的に紹介していこうと思います。
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