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麻シャツで夏も涼しく!リネンシャツまとめ

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はじめに

サッカーW杯の開始にともなって、テレビの前で白熱する日が増えてきましたね。

友人とスポーツバーに行ったりして、サッカー中継を見ながら盛り上がる方もおられるのでしょうか。筆者は毎日、家のテレビにかじりついて中継を見ていますが…

梅雨の時期は、盛り上がったりすると暑くなって、でも帰りが遅くなると少し肌寒くなって…という微妙な季節ですよね。

今回はそんな温度の高低差が大きい、初夏から梅雨の時期に活躍してくれる、麻シャツを特集して紹介していきます。

夏の時期にも、室内でエアコンが効いて肌寒い時など、バッグに入れておくと安心な一枚。この時期にはぜひ一枚持っておきたいアイテムです。

早速見ていきましょう!

梅雨〜夏に大活躍!オススメの麻シャツ

麻という素材

あまり知られていないかもしれませんが、麻という素材には様々な種類があります。

おそらく一番知名度が高いのは「リネン(亜麻)」でしょう。特に日本で出回っている麻素材はほとんどがこのリネンです。他には「ヘンプ(大麻)」、「ジュード(黄麻)」、「ラミー(苧麻)」などがあります。

※参考画像(KIJI NO MORI

世界各地で古代から、衣類だけでなく様々な繊維素材として、麻素材は使われてきました。その中でも、亜麻を使用したリネンは主にヨーロッパで活躍してきたようです。
対するアジアでは苧麻のラミーや大麻のヘンプが多かったみたいですね。日本でも、神事に関わる繊維に木綿素材と合わせてヘンプが使用されるなど、博物館などに行っても時折目にすることがあります。

この記事では麻素材の中でも、現在ファッションアイテムの素材となることが多い「リネン」と「ラミー」のことを「麻」という言葉で表すことにしておきます。

麻素材の特徴

さてこの麻素材、他の素材と比較してどのような特徴を持っているでしょうか。

  • 硬さ・ざらつきのある肌触り
  • 通気性が良く、熱を逃しやすい
  • 吸水性が高く、また速乾性もある
  • 汚れが落ちやすく、また色落ちもしやすい
  • シワになりやすい

まず、麻素材は(特にコットン素材と比べて)繊維自体が伸びにくく、硬いという特徴があります。

そのため、最初から柔らかくて肌になじみやすいのは綿(コットン)素材です。しかし、コットンはフィット感こそ良いものの、汗をかくと肌にはりつきやすいという欠点があります。
また、麻に比べると乾きにくく、蒸れやすいのも特徴です。

対する麻素材は、柔らかくフィット感に優れた素材でこそありませんが、吸水性があり、肌にはりつきにくい
さらに、吸った汗を素早く発散してくれて、さらに通気性に優れているため、蒸れにくく、サラサラとした着心地が続きやすいのが特徴です。
高温・多湿な気候の日本にはありがたい素材ですね。

また、繊維に硬さのある麻素材は、シワがつきやすいのも特徴です。シワ感はカジュアル・ラフな印象を与えがちなので、それが好みという方もいますが、「キレイめ」コーディネートにはなかなか取り入れにくい


※参考画像(NAVERまとめ

シワをひどくしないためには、洗濯機から出して干すときに、しっかりとシワを伸ばしてから干すことが重要。
さらに(高レベルになりますが)、洗濯機の脱水時間を短くするというのも一つの手です。また、麻素材は色落ちしやすいのも特徴なため、洗濯の際には中性の洗剤を使いましょう。

麻シャツをキレイめコーディネートに取り入れるには

さて、ここまで麻素材の長所と短所をそれぞれ見てきました。サラサラとした肌触りとともに、吸水・速乾性に優れているのが梅雨・夏の時期に嬉しいポイントでした。
ただ、シワになりやすい素材でもあるので、カジュアルさ・ラフさをおさえた「キレイめ」コーディネートには取り入れにくく、洗濯のときにも気をつけることが多いのは麻シャツの弱点と言えるでしょう。

では、このような特徴を持った麻素材のファッションアイテム、特に麻シャツはどのように「キレイめ」コーディネートに取り入れれば良いのか。

  • ボタンを上まで(少なくとも第2ボタンまでは)閉める
  • 濃い色ではなく、スーツでのシャツと同じような色にする
  • 細身のシルエットを維持する
  • 他のアイテム選びのときに、いつもより「キレイめ」になるよう意識する

意識することのうち、3つ目は麻シャツ抜きで「キレイめ」コーディネートを作るときと同じですね。ただ、梅雨や夏の時期は暑くなることもあって、ラフでシルエットが絞られていない格好をする人が増える時期でもあります。
カジュアルコーデを作るのであれば太めシルエットのままでも可能ですが、気合を入れるデートの時など、「キレイめ」コーデで攻めたいときには細身のシルエットを強く意識しましょう。

また、4つ目のポイントも同じようなイメージです。カジュアルになりがちな麻シャツをコーディネートに入れることになるので、他のアイテムで中和させよう、という感じです。


※参考画像(Dcollection

※Dcollectionの公式サイト・オンラインショップはこちら ↓

1つ目・2つ目のポイントは、「キレイめ」が「スーツっぽさ」であることから推測がつくと思います。

ネクタイを締めることこそしませんが、スーツを着ている人がシャツのボタン全開、という状況はありえませんよね。同じように、私服で麻シャツを取り入れるときにも、「キレイめ」を狙うならばボタンを上の方まで閉めておく方がスッキリとキレイに、真面目な印象を与えられるでしょう。逆にラフ・カジュアルなスタイルを狙うときには、ボタンを上の方まで閉めるのではなく、ボタン全開の方がそれっぽくなります。

また、色の選択も重要になってきます。黒やカーキ、紺色といったカラーの麻シャツは、アイテムとしては優秀なアイテムですが、どうしてもキレイめにコーディネートに取り入れるのが難しくなります。それに対して白やグレー、薄いブルーやピンクといった色は、パッと見の印象として清潔感のある「フォーマルシャツ(スーツに合わせるシャツ)っぽい」印象を与えるため、キレイめコーデの軸になってくれます。柄に関しても同じですね。ドット柄などはなるべく避けて、無地のアイテムを選ぶと良いです。特に麻シャツはシワでドット柄やストライプが歪みがちになるので…


※参考画像(Dcollection

ただ、黒や紺色の麻シャツでも、インナーに真っ白のTシャツを合わせることで、さらにボタンを全開にすることで、アウター(スーツのジャケット)のように見せれば、「キレイめ」スタイルを作ることも可能です。
この見せ方は、麻シャツを「インナー(スーツスタイルでいう「シャツ」)として」ではなく、「上着(スーツの「ジャケット」)として」見せ、カジュアルさを極力抑えることで成り立っています。インナーとの組み合わせやボトムス選択など、難易度の高い着こなしですが、濃いカラーの麻シャツに興味のある方は参考にしてみてください。

オススメの麻シャツ

では、ここからは筆者オススメの麻シャツを紹介していきます。

UNIQLO


※参考画像(UNIQLO STYLING BOOK

プレミアムリネンシャツ(長袖)

最初はユニクロから。フレンチリネンを使用し、サラサラながらチクチクしない上質な着心地を実現。基本は ¥2,990 ですが、時折 ¥1,990 に値下げしていることもあるので、とってもお手軽に取り入れられると思います。カラバリも豊富です。白かベージュか、少しカラフルなものを選ぶか…迷いどころですね。

無印良品

フレンチリネン洗いざらしシャツ

続いては無印から。こちらもフレンチリネンを使用した点はユニクロと同様ですが、「洗いざらし」という加工(といっても洗濯しただけ)を施してあるので、着心地がソフトで優しくなっているのがポイント。カラバリは白・きなり・グレー・紺色の4色です。

※無印良品のファッションアイテムについては、別記事で特集しています。良ければそちらもご覧ください ↓

無印良品というと、「カレーが美味しい」というイメージが強いかもしれません。ですが最近、ユニクロなどのファストファッションブランドと並んで、無印良品が注目を浴びていること、ご存知でしょうか。デザインや質の高さにも定評があるアイテムがお値打ちに。大学生や20代、「脱オタ」「脱ダサい」を狙う方にオススメです。

green label relaxing



NM STRC フレンチリネン ボタンダウン 7分袖 シャツ

続いてはグリーンレーベルから。袖を7分丈と短めに抑えてあり、手首が見えることもあって、ユニクロや無印の麻シャツに比べてより涼しげな印象。また、リネン100%ではなく、ポリエステルを12%混合させることで、伸縮性を加えたのもこのシャツの特徴です。動きやすく、着心地もより柔らかく。グリーンレーベルのこだわりを感じられる一枚です。

D collection



7分袖綿麻シャツ コットンリネン

上の画像でも紹介したD collection。こちらも7分袖の麻シャツですが、グリーンレーベルがポリエステル混だったのに対し、こちらはコットン混。麻10%に対してコットン90%とリネンが抑えめなので、麻特有のシワが気になる方には、これくらいの配合になっているシャツがオススメです。

ちなみにこのD colletion、通販ショップですが、特に初心者に役立つようなファッション・コーディネート情報を発信したりもしているので、ただのショップとしてではなく、このブログと同じような情報収集の場としてもオススメです。下のバナーからアクセスできます ↓

Brooks Brothers


※参考画像(Brooks Brothers公式オンラインストア

アイリッシュリネン ソリッド スポーツシャツ Regent Fit

少し高級品になりますが、筆者が「いつか欲しいな〜!」と憧れているブルックス・ブラザーズのリネンシャツ を紹介。麻素材にイングランドのBAIRD McNUTT社のアイリッシュリネンという最高級リネンを使用した一級品。ここまでで紹介したシャツに比べると丈が少し長めですが、ピシッと着こなしつつ可愛い印象を演出できそうなピンク色が筆者の好みです。

終わりに:サラサラの麻シャツで夏も涼しくオシャレしよう

今回は、梅雨から夏にぴったりな麻素材のシャツを紹介してきました。

涼しくサラサラな麻シャツを着こなして、涼しくオシャレしましょう!