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実感!ブランドストーンのブーツを履こう!
タスマニアの歴史あるブランド、ブランドストーン
1870年、イングランドからオーストラリア・タスマニアへ移住したブランドストーン夫妻によって、靴の輸入業として始まったのが、ブランドストーン社の先駆けでした。
最初は輸入業がメインだったそうですが、その後工場を設け、靴の製造を開始します。1902年、息子に引き継がれたビジネスが実り、ジョン・ブランドストーン ・アンド・サン社、現在のブランドストーン社の設立に至ります。
第二次世界大戦の勃発に伴い、オーストラリア軍からブーツの製造を請け負ったことで事業は揺るぎないものとなります。50万足以上を軍に提供。
※参考画像(ブランドストーン公式サイト)
戦後の1960年代には、フットボールとの結びつきを通じて、現在のブランドストーンの代表選手でもある、サイドゴアブーツが誕生、普及していきます。1972年には、オーストラリア国内でデザイン賞を受賞するなど、名実ともに一流メーカーへと成長していきます。
ブランドストーンの進化の歴史は現在も続いており、アウトソールや衝撃吸収システムの開発など、技術革新を続けながら新たなブーツを展開していっています。
※ここまでの内容はすべて、Blundstone.jp Historyから得た情報によるものです。
各モデルの紹介
こんなブランドストーン社ですが、説明にも書いた通り、現在ではサイドゴアブーツの代表的なメーカーとして知られています。
オーストラリアでは、農業あるいは園芸のときに履くブーツとして絶大な人気を誇るそうで、スーパーでも売っているような、誰もが知るブーツだそうです。
↑を見てもらうのが一番手っ取り早いですが、現在日本で販売されている同社のサイドゴアブーツにも、様々な種類があります。
500番台:Classics
ニューバランスのスニーカーと同じように、ブランドストーンのブーツはモデルごとに番号が付いています。
まずはクラシックモデル、500番台。
※参考画像(bs500)
全体が茶色の#500を中心に、真っ黒の#510、ゴム部分がそれぞれ赤、青、深緑の#508, 515, 519という5つのモデルが定番のようです。
(同じClassicsのモデルに消臭ライニングを搭載した、#1455, 1456, 1615などもあります。)
ソール(靴底)を「インジェクション製法」と呼ばれる加熱圧着手法でアッパーの部分にくっつけてあるため、ソールを縫い付ける一般の靴に比べて、水の侵入を防ぐという点で抜群に優れているのが第一の特徴です。
また、革(やスウェード)でできたアッパーも、オイルを含ませるなど、優れた防水性を持っています。汚れにも強く、極めてタフなブーツと言えるでしょう。
さらに驚くべきは、その軽さ。画像を見てもらっても「堅牢」なゴツいブーツに見えますが、手に取ったり履いたりしてみると驚くほど軽いブーツです。ハイカットのスニーカーと遜色ないレベルの軽さで、驚きの履き心地を実現しています。長時間の歩行を強いられる旅行などでも活躍間違いナシでしょう。
Blundstone SIDE-GORE BS500 STOUT-BROWN
550番台:Classic Comfort
続いて、500番台のClassicからの進化モデルにあたる、Classic Comfortモデル、550番台。
※参考画像(bs550)
サイドゴアブーツの、さらに進化モデルだけあって、ほとんど見た目は同じですね。色が500番の茶色に比べて少し明るいくらい。
ただ、履いてみると全く違うブーツです。
このClassic Comfortモデルは、ミッドソール部分と、インソール(中敷き)の両方にXRDという衝撃吸収材が搭載されており、ミッドソール部分にしか搭載されていないClassicモデルに比べて、履いた時のフカフカ感が段違いです。(ちなみにClassicモデルに比べ、インソールが少し丸みを帯びている、いわゆる「カップインソール」っぽくなっているので、ホールド感も優れています。)
ちなみに、インソールだけの別売りもしていました。3000円前後(記事執筆, 2018年9月現在)とお手軽な値段設定ではないようですが、気になる方は是非どうぞ。
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また、靴の内側部分(ライニング)が革張りになっているため、耐久性に優れるとともに、足を入れるときにスルッと入ってくれるという特徴もあります。
Blundstone 550 DRESS V CUT BOOTS
06x番台:Dress Boots
続いてはドレスブーツモデル。
見た目がゴツい感じのClassicやClassic Comfortに対して、少しロングノーズ(つま先部分が長い)で、しかもスクエアトゥ(つま先の形が四角味を帯びている)になっているモデルです。
※参考画像(bs062)
画像では少しわかりにくいかもしれませんが…すこーしつま先が長いの、わかりますか?
これまでのモデルと同じく防水性にはとても優れているので、スーツに合わせて使用できるようなモデルになっています。
日常的にスーツを着るビジネスマンにとっては、雨の日の靴選びは常に付きまとう課題でしょう。「ClassicやClassic Comfortでは見た目が野暮ったくなりそう」と心配な方には、こちらのモデルがおすすめです。
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Warm & Dry Range
最後は番号の統一は無いですが、Warm&Dry Rangeモデル。
Classic Comfortを、さらに寒冷地用に進化させた、雪山でもへっちゃらなモデルです。
インソールにボア(もこもこ)が貼ってあり、さらにアッパーのレザー部分に断熱素材シンサレートを搭載。これでもか!というレベルの保温性を実現しています。
また、ステッチ(縫い糸)にもラテックス加工を施してあり、縫い目からの水の侵入も防ぐという徹底ぶり。
雪国の方の冬用ブーツにもバッチリなのではないでしょうか。
他のレビューでもよく書いてありますが、ブランドストーンのブーツを購入する際には、サイズが問題となることが多いようです。
筆者が購入したサイズは8というサイズでした。
ブランドストーン公式サイトにあるサイズチャートは以下のようになっています。
ここだと8というサイズは26.5cmに対応しているとあります。
筆者は通常、スニーカーは28~28.5cm、革靴だと27~27.5cmあたりのものを購入することが多いです。
もちろん足の形(甲高とか、幅広とか)にもよりますが、通常のサイズ表示に比べて、ブランドストーンのブーツは作りが大きく、そのため通常よりも小さめのサイズをメインに考えるのが良さそうです。
念のため、筆者が履いている(履いたことのある)靴のサイズを載せておきますね。
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- コンバース・ジャックパーセル:28cm
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- アディダス・スタンスミス:28cm
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- オニツカタイガー・Mexico66:28cm
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- ナイキ・Air Max 1:28.5cm
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- プーマ・フューチャーキャット:28.5cm
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- ニューバランス・996:28cm
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- Teva・ハリケーンボルト:US9, 27cm
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- BIRKENSTOCK・ボストン:EU42, 27cm
- Redwing #8166:US9, 27cm
筆者は店頭で購入したので、試着をさせてもらえましたが、ネット購入を考えておられる方は、十分にサイズを吟味したり、返品交換などに対応してくれるお店を選ぶことをおすすめします。
ブランドストーンのサイドゴアブーツは、秋冬用のブーツとしてだけでなく、ハイキングやフェスといったアウトドアシーン、梅雨時期を中心とした雨の日の通勤・通学靴、旅行シーンに至るまで、とっても幅広く活躍してくれるブーツです。
これだけ機能的で、さらにはファッション性にも優れたブーツはなかなか無いはずです。
決して安い買い物ではないかもしれません。でも「安物買いの銭失い」には決してならない、優秀なブーツですよ。
筆者も、今年の冬はこのブーツで乗り切ってやろうと思っています。そしてできれば、冬だけでなく一年中活躍してくれればいいな、とも思います。
またもう少し時間が経ったら、経年変化などのレビューもしてみようと思っていますので、お楽しみに!